9thコンサート演奏曲紹介⑬ しほのね
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本日は、島崎藤村の叙情詩に美しい旋律が合わさったこちらの作品をご紹介します。
しほのね(相澤直人)
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わきてながるゝ
やほじほの
そこにいざよふ
うみの琴
しらべもふかし
もゝかはの
よろづのなみを
よびあつめ
ときみちくれば
うらゝかに
とほくきこゆる
はるのしほのね
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本曲は、第6回東京国際合唱コンクール(2024)混声合唱部門の課題曲として作られました。
詩は、近代日本を代表する詩人・島崎藤村が、春の海の豊かさを歌ったものです。
「やほじほ(八百潮)」は幾重にも重なる潮の流れを、「うみの琴」は波が奏でる美しい音色を表しています。何百もの川から集まった無数の波が一つになり、満潮とともに遠くから響いてくる「春の潮の音(しほのね)」。そこには、生命力にあふれ、うららかな光に包まれた春の海の情景が鮮やかに描き出されています。
現代の日本合唱界を牽引する作曲者のお一人、相澤直人先生により曲がつけられました。楽譜の冒頭に、相澤先生ご本人が以下のように書かれています。
作曲にあたっては、比喩的な言葉から想像された風景を和声にトレースするという作業を中心に考 え、行いました。従って、ディナーミクやアゴーギクの機微が、和声感から自然と呼び起こされると 望ましく、espressivo の楽想で、且つ自由な優美さが求められます。
(引用:https://edition.icot.or.jp/product/しほのね(混声)/)
果たして我々は、和声感から楽曲の機微が浮かんでくる演奏ができるのか・・・!?
精一杯頑張ります!
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